vol.42017.09.28
最近「集客に良いSNSは何ですか?」というご質問をよくいただきます。SNSを集客に活用しようという方が増えてきた昨今、SNSの活用方法は、会社やお店の業種、ターゲット層(お客様の層)により変わってきます。
皆さんもご存じのように、SNSは以下のような系統で分類されます。
Facebook フェイスブック/交流系
Twitter ツイッター/交流系
Google+ グーグルプラス/交流系
Line ライン/メッセージ系
Instagram インスタグラム/写真系
YouTube ユーチューブ/動画系
今の時代、サービスや商品を探しているユーザは、まずネットで検索をかけます。
その検索者が、あなたの会社やお店のお客様になるかもしれません。
如何にあなたの会社やお店を知ってもらうかが重要なポイントです。
GoogleやYahoo!で、人名やお店の名前などをピンポイントで検索すると、Facebook、Twitter、Google+などが検索結果に表示されやすい傾向にあります。しかしながら、初めての人は、あなたの名前やお店の名前を知りませんので、ピンポイントで検索されることはまずありません。最初は、サービス名、商品名、場所、イベントなどのカテゴリーで検索をかけます。そういった検索結果に上位表示されやすいのがYouTubeです。
残念ながら、Instagramはサーチエンジンでの検索には引っかかりにくいという傾向にあります。 しかし、なぜInstagramが良いかというと、最近は、Instagramのアプリから検索をかける方が多いようです。 探している情報にもよりますが、写真などのビジュアル的な要素のものを探す場合にInstagramからの検索が多く使われているようです。
検索により、まずはあなたの写真を見つけてもらい、あなたの存在を認知してもらうことが集客への第一歩となります。
Instagramを利用されている方の「約80%」が「女性」であるという統計が出ています。
主に女性が興味を持つサービス、例えば、美容室、エステサロン、ネイルサロン、レストラン、カフェ、ブティックなどは、Instagramで集客するのが効果的です。
勿論、上記の業種に限らず、写真や動画で好奇心や購買意欲を掻き立てることができる業種に向いています。
(補足ですが、我々世代のおじさん達(^_^;)は、正直言ってInstagramを利用されている方は少ないと思いますので、30代後半から40代以降のおじさん世代には効果は少ないかもしれません。)
ハッシュタグは非常に大事です!
Instagramでの検索は、この「ハッシュタグ」のキーワードが重要ですので、必ず投稿には「ハッシュタグ」を付けましょう。
そして出来れば写真だけではなく、何か一言書き添えることも必要です。写真だけでなく、文章の内容に興味を惹かれ、「いいね!」や「フォロー」をもらえることもあります。
例えば、ハッシュタグを「#ロック」と設定したとします。
投稿者は、ウイスキーの”ロック”を意識してハッシュタグを設定したつもりでも、音楽の”ロック”に興味を持つ人からも「いいね!」や「フォロー」をもらったりすることもあります。
つまり、ハッシュタグのキーワードは、思わぬところで一致し、想定以上に情報を拡散してくれるということです。
念のためですが、「いいね!」や「フォロー」をもらうこと自体が目的ではありません。
「いいね!」や「フォロー」をもらうことにより、あなたの存在を認知してもらえ、かつ、あなたに関心を持ってもらうことができます。そして、Instagram上にホームページ本体のURLを記載しておくことにより、ホームページへ誘導することができます。このように、SNSを通じて、情報を拡散できる場、アプローチできる場を作る、ということが目的です。
また、逆にあなたが興味を持った方に、あなたから「いいね!」や「フォロー」をすることにより、あなたの存在を認知してもらうこともできます。
私どもは、ホームページを基点に置いたWEB集客のマーケティングを行っており、SEO対策で如何にホームページにお客様を呼び込むか、という観点を重要視しております。
しかし、美容室や飲食店の場合、「ホットペッパービューティー」や「グルナビ」などのポータルサイトに登録されていることが多く、Googleなどの検索結果や、ポータルサイト内での検索結果に出てくる同業種数があまりにも膨大過ぎます。そして、その中で検索結果を上位にもってくるのは正直難しい傾向にあります。
頑張ってSEO対策しましょう!というよりも、SNSのInstagramやYtouTubeを使ってブランディングするほうが効果的であると考えます。
InstagramやYouTubeでは、お店や会社を直接ブランディングするのではなく、スタッフさんをSNS上で輝かせ、スタッフさんに興味や関心を抱いてもらうことでお店に足を運んでもらうきっかけを作ります。
「この人に会ってみたい!」「この人に髪を切ってもらいたい!」「この人と話をしてみたい!」という感情を抱いてもらうことが重要であり、その手段として、写真や動画を使うのが最も効果的です。
つまり、SEO対策にはない集客術として、SNSは、”閲覧者の心を動かせ、お客様として迎え入れる”という技を持っているのです。
美容室や飲食店のように、ホットペッパーやグルナビなどのポータルサイトが強すぎる業種は、SNSを軸にすると良いでしょう。
ただし、SNSからポータルサイトへ誘導するのではなく、ホームページ本体へ誘導します。何故なら、上記のようにポータルサイトには、あまりにも同業種がいっぱい入りすぎていて、お客様が目移りしてしまいます。
また、ポータル内の全てのショップが統一されたレイアウトであり、オリジナル感が出せず、情報の掲載量にも限界があります。
先日、20代の女性から、「グルナビで幾つかのお店をピックアップし、どの店に決めようか迷った時、グルナビにホームページのURLが記載されていればそのホームページを見に行き、お店の詳細な情報やスタッフさんの写真やブログなんかを見て最終的な決断をしている。」というお話をお聞きしました。
このように、あくまでも目的地(ゴール)は、ホームページ本体であり、SNSやポータルサイトからホームページに誘導し、ホームページで詳細な情報を提供して問合せや注文などを獲得する、という導線を作ることで、SNS、ポータルサイト、ホームページがそれぞれの役割を果たし、相乗効果が得られます。
皆様のご参考になれば幸いです。